川端康成学会 第187回例会


日時 4月15日(土) 14:30より
場所 鶴見大学 5号館2階201教室

*研究発表
「「反橋」における文献利用」
筑波大学人文社会ビジネス科学学術院 博士後期課程 丸山 絵梨奈
*閉会の辞 川端康成学会会長 片山 倫太郎
*令和5年度総会 事業報告・会計決算報告・事業計画案・会計予算案


*新型コロナウイルス感染症の影響により、会場校での開催に加え、オンラインでも開催いたします。オンラインで参加される方は、各自で参加できる環境を整えておいてください。URL、ID、パスワードは後日配信いたしますので、連絡可能なメールアドレスを事務局長・内田裕太(kawabatagakkai@gmail.com)までお知らせください。
*当日受付にて、参加費500円を頂きます。ご了承ください。
*当日受付にて、年会費の納入をお受けします。併せて、維持会費もよろしくお願いいたします。
*当日、13時より5号館2階202教室にて理事会総会を対面とオンラインにて開催いたします。常任理事・特任理事の皆様はお集まりください。
*例会での研究発表希望者を随時募集しております。ご希望の方は事務局長・内田裕太(kawabatagakkai@gmail.com)までご一報いただけましたら幸いです。
*会員の皆様には「年報」35号(2020年)までのバックナンバーを送料込み1部500円で販売致します。最新号と前号は会員価格2,000円で販売致します。なお、在庫切れの号もありますので、詳細は事務局長・内田裕太(kawabatagakkai@gmail.com)まで、お問い合わせ下さい。
*例会についてのお問い合わせは下記にお願いいたします。
川端康成学会事務局
〒230-8501 横浜市鶴見区鶴見2-1-3 鶴見大学6号館 鶴見大学文学部片山倫太郎研究室
メール:kawabatagakkai@gmail.com


【発表要旨】
*丸山絵梨奈(筑波大学人文社会ビジネス科学学術院 博士後期課程)
「「反橋」における文献利用」
川端康成は、「東海道」(「満洲日日新聞」昭和一八年・康徳一〇年)以降、主に中世の古典文学、さらには国文学および歴史等の研究書から膨大な引用を行うという特異な創作方法を採用しはじめた。これは、作品のオリジナリティを重視する近代的な文学観とは異なる、文化の保存・継承といった営為に価値を見出したことを描き出すための方法であると考えられる。しかも川端は戦後もなお「反橋」「しぐれ」「住吉」等の作品で、引き続きこの方法を採用している。そこで本発表では、川端の創作における文献利用という方法を、「東海道」の中絶から数年後、再度試みることになった「反橋」(「別册風雪」昭和二三年、原題「手紙」)を中心に検討する。「反橋」に引用されている文献の典拠を可能な限り明らかにし、作品の本文と比較することによって、戦後の川端の文学における古典等の文献利用がどのような特徴を持っているのか、その一端を明らかにする。

【会 場】鶴見大学5号館2階201教室(〒230-8501 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2―1-3)
【アクセス】 JR京浜東北線 鶴見駅西口下車徒歩5分、京浜急行 京急鶴見駅下車徒歩7

http://kawabatayasunari-academy.org/wp/wp-content/uploads/2023/04/川端康成学会-第187回例会案内.pdf

事務局