第6号(年報’90-’91)

特集/第二回日ソ共同シンポジゥム(モスクワ)
●第一日目 総論 川端文学と日本の伝統
 日ソ共同シンポジゥム 総括 小林一郎  7
 川端康成の美意識 アレクサンドル・ドーリン  14
 川端文学と日本の伝統―掌の小説を視点に― 松坂俊夫  17
 「孤独文学」の系譜と康成の作品
  ―仏教とのかかわりにおいて― 藤井了諦  26
 戦時下の『雪国』―永遠との邂逅― 平山三男  71
 特別講演/川端康成における生命感と清め 鶴田欣也  101
●第二日目 各論 『千羽鶴』をめぐって
 『千羽鶴』の人間描写 イリーナ・ポローニナ  116
 『千羽鶴』における日本文学の伝統
      マイヤ・ゲラシーモワ  121
 「千羽鶴」における美意識と魔界 岩田光子  126
 川端康成『千羽鶴』小論
  ―文体から垣間見る対人関係の特異性― 荻原雄一  139
 血の両義性―『千羽鶴』と『源氏物語』― 原善  160
 川端文学研究 第二回日ソ共同シンポジウム プログラム 4
 第二回日ソ共同シンポジウムへの抱負 長谷川泉  5
    小林一郎  5
 日程概略 6
●論文
 川端康成日記考―川端日記の基礎的研究―  黒崎峰孝 173
●研究動向
 研究文献目録 昭和63年     研究文献編集委員会 234
 1 :単行本
 2 :雑誌・新聞特集
 3 :雑誌・新聞・単行本所収論文
 資料その他

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