第31号(年報2016)

●巻頭言
 一人旅であること 林武志 7
●川端康成学会・横光利一文学会第三回合同研究集会論文
 女語りとしての(内的独白)
   ―「新心理主義」再考に向けて、川端康成「針と硝子と霧」を中心に―
  三浦卓 8
●論文
 初期川端文学における南部修太郎の影響
   ―「伊豆の踊子」と「修道院の秋」「接吻」との関連を視座にして―
堺雄輝 28
 川端康成「椿」論
   ―宇野千代「その娘のこと」に触れつつ― 森晴雄 44
 川端康成『浅草紅団』論
   ―〈遊戯〉と〈虚構〉を視座に― 姜惠彬 54
 銀作の矛盾 ―川端康成「二十歳」論― 黄如萍 69
 川端康成「小切」論 劉文娟 84
 ハンガリーの日本文学受容 ―川端康成の作品を中心に―
ガーシュパール・ボグラールカ 98
●随筆
 研究会発足前夜 その二
  読むいとなみと書くいとなみ 藤森重紀 119
●研究動向
 川端康成研究展望
 二〇一五・一~二〇一五・一二 深澤晴美 127
 川端康成研究文献目録(二〇一三年)  田村嘉勝 142
 川端康成関係行事・刊行一覧(二〇一五年)  堀内都 143
 学会記録(平成二十七年度) 杵渕由香 150
 編集後記  福田淳子 154

 

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