第23号(年報2008)

●冒頭随筆
 「千の風になって」 羽鳥徹哉 5
●論文
(特集) 川端文学の風土と基盤
 川端康成と熱海―その事跡と意義について― 野末明 9
 大森駅と本門寺―川端康成の昭和三、四年― 高橋真理 24
 「岩に菊」―石塔婆の思想― 河野基樹 38
 戦前の川端文学における「無気味」 メベット・シェリフ 54
 川端文学の鏡像の美と禅宗 周閲 65
 川端康成「薔薇の幽霊」と博文館「少女世界」
中嶋展子 73
 『禽獣』はいかにつくられているか 佐々木寛 86
●講演
 「川端康成と私」 勝見洋一 98
●川端康成文学碑
 第六回 静岡県賀茂郡河津町湯ケ野 高比良直美 110
●随筆
 川端康成原作の映画上映および新作映画について
福田淳子 129
●書評
 ジョルジョ・アミトラーノ編『『山の音』こわれてゆく家族』
田村充正 131
 森春雄著『川端康成「掌の小説」論 ―「日向」その他』
澤田繁晴 133
●追悼
 村松定孝 文学のとき 山口政幸 135
 サイデンステッカー
  サイデン先生―浅草・大阪、そして酒― 平山三男 137

 

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