昭和55年(1980)~平成元年(1989)

第38回研究例会 55年4月12日 於・教育出版センター
*長谷川泉「『山の音』における性」
*昭和55年度総会

第39回研究例会 55年6月14月 於・教育出版センター
*金井景子「川端康成の方法『雪岡』に関する書誌学的考察」
*小川和佑「軽井沢の川端康成「雪国」執筆の頃」

第40回研究例会 55年8月4日~5日 於・伊豆湯ケ島温泉湯本館
*伊豆川端康成ゆかりの地文学散歩
*(司会)平山三男「地元読書グループ
(森島保氏ほか)との懇談会」

第7回研究大会 55年10月19日 於・二松学舎大学
*小林一郎「開会の辞」
*馬場重行「川端康成と少女小説」
*原善「川端文学における<魔界>と<幻視>」
*マシュウ・ミゼンコ「「かがみ」に見られる川端文学」
*村松定孝「わが青春と川端康成」
*(司会)松坂俊夫/羽鳥徹哉、林武志、
長谷川泉「シンポジウム・川端康成における「戦争」」
*吉田精一「閉会の辞」

第41回研究例会 55年12月13日 於・二松学舎大学
*土井雅芳「「山の音」における植物観照 ― 梶井基次郎・高橋和巳との対比」
*長篠康一郎「川端康成と太宰治」

第42回研究例会 56年4月 於・東京都立大学
*杉本訓子
*中河与一

第43回研究例会 56年6月13日 於・早稲田大学
*(司会)長谷川泉、
羽鳥徹哉、ハイメ・フェルナンデス、磯貝英夫、エドワード・G・サイデンステッカー、月村麗子
「シンポジウム『山の音』の分析研究について」

第44回研究例会 56年8月29日 於・私学会館
*藤田圭雄「素顔の川端さん」
*座談会 藤田圭雄氏を囲んで
第8回研究大会 56年11月21日 於・早稲田大学
*長谷川泉「開会の辞」
*森晴雄「「金糸雀」論」
*今村潤子「川端文学における「魔界」の諸相」
*岩田光子「川端文学における魔界と美意識」
*武田勝彦「川端文学と時間」
*川端香男里「川端文学とロシア文学」
*吉田精一「閉会の辞」

第45回研究例会 56年12月19日 於・湯島会館
*兵藤正之助「昭和初期の川端康成」
*長谷川泉、小林一郎、羽鳥徹哉、林武志
「川端文学研究叢書10巻完結にあたって」

第46回研究例会 57年4月17日 於・東京都教育会館
*橘正典「川端文学について」
*桜井靖郎「母伊藤初代を語る」

*昭和57年度総会
第9回研究大会 57年6月19日 於・早稲田大学
*村松定孝「開会の辞」
*杉本訓子「川端文学と「水」」
*太田鈴子「「掌編小説」考 ― 文芸時代を中心に」
*平山三男「「山の音」論」
*(司会)長谷川泉、
トーマス・コーガン、ブリジット・リシャール・小山、鶴田欣也、武田勝彦
「シンポジウム川端文学の国際性」
*吉田精一「閉会の辞」

第47回研究例会 57年7月10日 於・私学会館
*鶴田欣也「「十六歳の日記」分析」
*井上靖「川端文学の魅力について」

第48回研究例会 57年8月28日 於・東京都教育会館
*(司会)平山三男、上遠野幸夫、杉本訓子、馬場重行
「全集を読む 第一回 第6巻」
*森本穫「愛の呪 ―「抒情歌」論」

第49回研究例会 57年10月16日 於・私学会館
*(司会)平山三男、岩田光子、小菅健一、原善
「全集を読む 第二回 第18巻」
*李徳純「「伊豆の踊子」を評す」
*栗原雅直、長谷川泉、羽鳥徹哉「座談会 精神医学と川端文学」

第50回研究例会 57年12月4日 於・二松学舎大学
*兵藤正之助「「禽獣」を中心に」
*(司会)平山三男、篠崎幸枝、田村嘉勝「全集を読む 第三回 第2巻」

第51回研究例会 58年4月16日 於・東京都教育会館
*金釆洙「川端文学における解脱思想 ― 「山の音」を中心にして」
*(司会)平山三男、森晴雄、田口茂「全集を読む 第四回 第25巻」

*昭和58年度総会
第10回研究大会 58年6月19日 於・渋谷ゼミナール
*村松定孝「開会の辞」
*今村潤子「「雪国」の美の構図」
*兵藤正之助「「雪国」論」
*鶴田欣也「「名人」― 野卑と高貴」
*氷室吉平「一高時代の川端さん」
*高田力蔵「思い出の川端さん」
*高慧勤「「雪国」の中国での研究」
*吉田精一「閉会の辞」

第52回研究例会 58年8月27日 於・東京都教育会館
*森本穫「「たんぽぽ」論」
*鶴田欣也「「水月」論」
*(司会)林武志、藤森重紀、小菅健一
「全集を読む 第五回 第14・15巻」

第53回研究例会 58年10月15日 於・二松学舎大学
*原善「「たんぽぽ」論 ― <幻視>の意味をめぐって」
*羽鳥徹哉「「山の音」の蛇について ― 鶴田氏に答える・太宰の「斜陽」との関係」
*(司会)平山三男、岡多香子、上遠野幸雄、馬場重行「全集を読む 第六回第9巻」

第54回研究例会 58年12月17日 於・東京都教育会館
*田村嘉勝「川端康成と綴方教育 ― 豊田正子の場合」
*松本鞆音「「古都」論」
*(司会)平山三男、上遠野幸夫、高田芳夫、前原雅子「全集を読む 第七回第16巻」

第55回研究例会 59年4月21日 於・東京都教育会館
*安田義明「「片腕」論」
*山口正「私と川端・横光」

*昭和59年度総会
第11回研究大会 59年6月24日 於・聖徳栄養短期大学
*兵藤正之助「開会の辞」
*野末明「コントと掌の小説」
*馬場重行「「父母への手紙」について」
*鶴田欣也「「雪国」の行男を考える」
*平出彬「カフェ・エランと川端康成」
*永丘智郎「康成的女人像のダブルイメージ」
*長谷川泉「閉会の辞」

第56回研究例会 59年8月25日 於・東京都教育会館
*小菅健一「川端康成における言語映像試論」
*兵藤正之助「川端康成と北条民雄」

第57回 研究例会 59年9月15日~16日 於・越後湯沢高半ホテル
*長谷川泉「川端文学のあれこれ」
*村松定孝「「雪国」の人物像」
*高橋半左ェ門「「雪国」執筆当時の川端康成の記憶」

第58回研究例会 59年12月22日 於・東京都教育会館
*金井景子「作品集『伊豆の踊子』を読む」
*古川清彦「川端康成と国文学研究資料館」

第59回研究会 60年4月13日 於・東京都教育会館
*増渕淳子「「眠れる美女」論」
*年報『川端文学への視界」合評会

第12回研究大会 60年6月30日 於・東京都教育会館
*小林一郎「開会の辞」
*高比良直美「川端文学と夢」
*三宅晴美「「禽獣」論」
*山田吉郎「川端康成と前田夕暮」
*中山真彦「「伊豆の踊子」と「雪国」の仏語訳について」
*田中美代子「三島文学からみた川端文学 ―「少年」を中心に」
*兵藤正之助「「名人」論」
*長谷川泉「閉会の辞」

第60回研究例会 60年8月31日 於・東京都教育会館
*竹内清己「●●・堀辰雄と川端康成 ―「秋風高原」を中心に」
*長谷川泉「各地の文学館と茨木の川端康成文学館」

61回研究例会 60年10月19日 於・東京都教育会館
*田村嘉勝「生理的人間・川端康成 ―感傷的でなく、すべてを具体的に」
*須藤宏明「「掌の小説」における視線の研究」

第62回研究例会 60年12月7日 於・杉並区立勤労福祉会館
*森晴雄「戦中戦後の掌の小説 ―「五拾銭銀貨」を中心に」
*李徳純「中国における「雪国」論争」

第63回研究例会 61年4月5日 於・東京都教育会館
*榎本富士子「古典文学ヘの傾斜 ― 「千羽鶴」を中心に」
*(司会)森晴雄「『川端文学ヘの視界』合評」

第13回研究大会 61年6月29日 於・東京都教育会館
*岩田光子「開会の辞」
*森本穫「「住吉」連作注釈拾遺」
*熊坂敦子「康成とかの子―生命の昇華」
*山中裕「川端康成と平安朝文学」
*浜田寸躬子「朗読―川端康成「妹の着物」・「年の暮」」
*長谷川泉「閉会の辞」

第64回研究例会 61年8月30日 於・東京都教育会館
*兵藤正之助「「山の音」をめぐって」

第65回研究例会 61年10月11日 於・飯田橋労政会館
*吉田秀樹「<私>の確定化―戦後の創作意識の基点をめぐって」
*葉渭渠「「山の音」について」

第66回研究例会 61年12月20日 於・東京都教育会館
*原善「「千羽鶴」の<運命>」
*鶴田欣也「「再会」について」
*李芒「中国と川端文学」

第67回研究例会 62年4月11日 於・東京都教育会館
*岩田光子「「美しい日本の私」について」

第14回研究大会 62年6月21日 於・東京都教育会館
*小林一郎「開会の辞」
*高比良直美「「心中」小論」
*太田鈴子「「針と硝子と霧」小考」
*今村潤子「「伊豆の踊子」の方法」
*北川榮一「「山の音」と能」
*兵藤正之助、松坂俊夫、森本穫、(司会)林武志
「シンポジウム ― 「住吉」連作について」
*長谷川泉「閉会の辞」

第68回研究例会 62年8月29日 於・東京都教育会館
*榎本富士子「「千羽鶴」にみる明暗」
*兵藤正之助「「千羽鶴」論」

第69回研究例会 62年10月17日 於・明治大学
*(司会)平山三男「日中共同シンポジウム報告」
*吉田熈生「小林秀雄と川端康成」

第70回研究例会(不明/調査中)

第71回研究例会 63年4月2日 於・東京都教育会館
*森本穫「「枯木のある風景」と「末期の眼」― 美術と文学の間」
*年報『川端文学への視界』合評会

第15回研究会 63年6月19日 於・東京都教育会館
*小林一郎「開会の辞」
*辻本千鶴「『眠れる美女』― 魔界考」
*金井景子「女・こども・英霊の発見― 昭和十年代の川端康成」
*兵藤正之助「川端文学の何に惹かれたか」
*奥出健「日華事変を中心に」
*吉田熈生「講演 ― 戦争思想と川端康成」
*長谷川泉「閉会の辞」

第72回研究例会 63年8月27日 於・俳句文学館
*原善「「青い海黒い海」論 ―「白い満月」に触れながら」
*山下悦子「近代文学とポスト・モダニズム ― 川端康成と高群逸枝の場合」
第1回川端文学研究 日ソ共同シンポジウム
第1日 伝統と川端康成 63年11月23日
於・東京都教育会館
(司会)松坂俊夫、原善
*長谷川泉「基調報告」
*キム・レーホ「川端文学と禅」
*イリーナ・ポローニナ「川端文学と「源氏物語」の伝統」
*兵藤正之助「川端康成と「源氏物語」」
*羽鳥徹哉「川端康成とプロレタリア文学」
*金井景子「架空の「日本」を描く ― 「弓浦市」を手がかりに」
第2日 川端文学における美の諸相 ― 「美しい日本の私」を視座にして
11月27日 於・東京都勤労福祉会館
(司会)小林一郎、馬場重行
*タチャーナ・グリゴーリェワ「根源的形象」
*マイヤ・ゲラーシモア「川端康成の随筆 ― 美の概念」
*岩田光子「非情の美学」
*平山三男「川端康成と自然観」
*山田吉郎「川端康成の自然観 ― 植物志向をめぐって」
*キム・レーホ「特別講演 ― ソ連における川端文学 ― 翻訳と研究」

第73回研究例会 63年12月10日 於・アジア会館
*戦後中間小説への一視角 ― 「東京の人」を中占に ― 吉田秀樹
*「舞姫」論 ― 増渕淳子

第74回研究例会 平成元年4月15日 於・労政会館
*小貫しのぶ「「千羽鶴」論 ― 魔性の美と醜」
*十重田裕一「日本語問題の趨勢 ― 横光利一を視座として」

第16回研究大会 平成元年6月15日 於・昭和女子大学
*岩田光子「開会の辞」
*榎本富士子「「山の音」試論 ― 作品構造の重層性をめぐって」
*上田渡「「伊豆の踊子」の世界 ― 金銭・病気・身分制度」
*田中実・林武志・(司会)松坂俊夫「シンポジウム ― 「雪国」をめぐって」
*岡松和夫「講演 ― 川端康成と一休宗純」
*長谷川泉「閉会の辞」

第75回研究例会 平成元年8月26日 於・アジア会館
*野末明「「妹の着物」論 ― 言葉と鏡」
*田村嘉勝「「牧歌」論 ― 詩と真実」

第76同研究例会 平成元年10月21日 於・東京都勤労福祉会館
*岩佐壮四郎「「化粧」について ― 川端康成花鳥之図」
*森晴雄「「落日」「女」論 ― 「文芸時代」の掌の小説」

第77回研究例会 平成元年12月2日 於・アジア会館
*田村充正「「水月」の構成について」
*馬場重行「「伊豆の踊子」をめぐって」