第18号(年報2003)

●冒頭随筆
 小さな会の大きな志 羽鳥徹哉  5
●論文
 習作時代の川端康成
  ―白秋「印度更紗」との関連を視点にして― 山田吉郎  8
 自意識の病い
  ―川端康成「片腕」をめぐって― 後藤聡子  21
 戦中の旅―東海道往還― 河野基樹  32
 川端康成「雪国』論―島村の聴覚について― 金順煕  54
 「牧歌」第三章「ふるさとのうた」 川俣従道  67
 掌の小説「有難う」と映画「有りがたうさん」
  ―暗示性と明示性について― 鄭香在  77
●書評
 須藤宏明著『疎外論 日本近代文学に表れた疎外者の研究』
濱崎由紀子  94
 田村充正著『「雪国」は小説なのか―比較文学試論―』
梅澤亜由美  96
 瀧田夏樹著『川端康成と三島由紀夫をめぐる21章』
藤田尚子  98
●研究動向
<研究展望>
 国内 川端康成研究展望
 二〇〇二・三~二〇〇三・二 田村充正  100
 国外 中国における川端文学の研究動向(二〇〇二)
  ―中国語のインターネットにおける川端康成― 張石  111
 今後への課題 シモン明子  114
 川端康成文学碑 第三回 宮崎県宮崎市橘公園 高比良直美 120
 川端康成関係行事・刊行一覧(二〇〇二年) 髙根沢紀子  128
 古川清彦先生追悼 福田淳子  129
 祈 川端夫人御冥福 武田勝彦  130
 哀悼 保昌正夫先生 馬渡憲三郎  130
 川端秀子文献案内 野末明  131
 研究会記録 川端文学研究会事務局 森晴雄  132
 川端康成研究文献目録(一九八〇~二〇〇二) 易紅  138
 川端康成研究文献目録(二〇〇〇年) 田村嘉勝  143
 編集後記 吉田秀樹  146

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