平成12年(2000)~21年(2009)

第27回大会 平成12年6月18日(日) 於・昭和女子大学
川端文学研究会創立30周年記念大会 ― 川端康成の遺産 ―
*岩田光子「開会の辞」
*後藤聡子「「みづうみ」における受動的自己」
*三川智央「第六次「新思潮」の川端作品をめぐって
–『ある婚約』『招魂祭 ― 景』『油』『一節』―」
*太田鈴子「「春景色」― 表象と隠蔽 ― 」
*森晴雄「「蛇」(掌の小説)論 ― 夢と宝石」
*林武志「川端文学研究会の三十年」
*李徳純「中国における川端文学評価の変遷」
*中沢けい「文学のストックとフロー」
*長谷川泉「閉会の辞」

第118回例会 平成12年8月26日(土)於・二松学舎大学
*梅沢亜由美「「油」「父の名」― 田中ソノとの関わりから―」
*山崎甲一「『雪国』の冒頭部と結末についで」

第1l9回例会 平成12年11月18日(土) 於・早稲出大学国際会議場
*石川則夫「「男と女と荷車」論 ―― 人物の漸層法 ― 」
*羽鳥徹故「「掌の小説」について」

第120回例会 平成12年12月2日(土)
於・國學院大學常磐松三号館
*深澤晴美「川端文学における<うつし>の美学Mbr> ― 「浮舟の君」から戦後小説へ ―」
*山田吉郎、野村昭子、杉井和子、野末明、(総合司会)上田渡
「(合評会)年報『川端文学への視界』第15号/『世界の中の川端文学』」

第132回例会 平成十五年十二月六日(土)
於・江東区東大島文化センター
*金順熙(キムスンヒ) 川端康成「油」論
*高橋真理 <変形の問題> ― 「それを見た人達」「二十歳」「田舎芝居」「金塊」など

川端文学研究会 第三一回大会 二〇〇四年六月二〇日(日)
会場 武蔵野大学(旧 武蔵野女子大学)一一〇一教室
(一号館一階)
テーマ 「映像」と川端文学
<午前の部 一一時~>
開会の辞 山本證(武蔵野大学文学部長)
研究発表 司会 田村嘉勝(奥羽大学)
「眠れる美女」 福田淳子(昭和女子大学)
<午後の部 一時~>
映像化された「古都」―映画「古都」二作品― 田村充正(静岡大学)
早坂暁氏に聴く―「古都」をめぐって― 早坂暁(脚本作家)
聴き手  原善(武蔵野大学)
閉会の辞 羽鳥徹哉(成蹊大学)

第134回例会 平成十六年八月八日(土)
時間 : 二:〇〇 - 五:〇〇
場所 :武蔵野大学
研究発表
1.川端康成と三島由紀夫 -「抒情歌」をめぐって - 池野美穂
2.樹木表象の形成と異界感覚 -「雪国」「高原」「古都」など - 山田吉郎
司会 福田淳子

第135回例会 平成十六年十二月十八日(土)
時間 : 二:〇〇 - 五:〇〇
場所 :武蔵野大学
研究発表
1.十六歳の日記 – 盲目と感覚 - 愈 載信
2.ポルノグラフィーとしての「雪国」パート二 - 千葉 俊二

第136回例会 平成十七年四月三十日(土)
時間 : 二:〇〇より
場所 :武蔵野大学
研究発表
1.「新浦島物語」 – <社会主義批判>に底流するもの - 東京学芸大学大学院 小林寛子
2.川端康成「抒情歌」の方法 - 東北大学大学院 仁平政人
平成十七年度総会  
司会:白百合女子大学大学院 原田桂

 

第137回例会 平成十七年六月十八(土)
時間 : 二:〇〇より
場所 :二松学舎大学(九段キャンパス)五○七教室
研究発表
1.「犠牲の花嫁」論 – 二松学舎大学大学院 舘 健一
2.美しい日本帝国の川端康成 – 満州国の夢 – 東洋大学文学部助教授 チャールズ・カベル
司会:奥羽大学教授 田村嘉勝

 
川端文学研究会 第三二回大会 二〇〇五年八月八日(木)
会場 宮崎観光ホテル 西館10階 大淀の間
 主催・川端文学研究会
 共催・みやざき観光コンベンション協会
 後援・MRT宮崎放送
総合司会 田村充正(静岡大学)
開会の辞 中島勝美(財団法人みやざき観光コンベンション協会)
シンポジウム「たまゆら」をめぐって
*「たまゆら」と古事記 林武志(二松学舎大学)
*「眠れる美女」ポルトガル語訳を視点に 
シモン明子(サンパウロリオグランデ・ド・スール連邦大学)
*「たまゆら」の舞台と時代 大坪利彦(宮崎産業経営大学)
*「たんぽぽ」と「たまゆら」・川端康成に見る60年代日本 
東雲かやの(関東国際高校)
司会 原善(武蔵野大学)
*講演「川端康成と宮崎」 渡邊綱纜(元宮崎産業経営大学・元宮崎交通)
閉会の辞 羽鳥徹哉(成蹊大学)

 

第138回例会 平成十七年十二月十七(土)
時間 : 二:〇〇より
場所 :武蔵野大学 四二○六教室
宮崎大会報告 - 武蔵野大学大学院 韋娜
研究発表
1.少女小説・綴方・植民地主義 -『美しい旅』連作と川端康成の戦時下
 - 名古屋大学大学院 久道理
2.川端康成と折口信夫 - 「百日堂先生」をめぐって
- 立教女学院短期大学教授 宮本端夫

 

第139回例会 平成十八年四月十五(土)
時間 : 二:〇〇より
場所:武蔵野大学 一一〇七教室
平成十八年度総会
研究発表
1.川端康成と東山魁夷―往復書簡を中心に―
川端文学記念会評議委員 平山三男
2. 作家の死 ―『死の昭和史』を書き終えて―
早稲田大学教授 高木規矩郎
司会:武蔵野大学大学院 韋娜

 

川端文学研究会 第三三回大会 平成十八年六月十八(日)
時間 : 一:〇〇より
場所:武蔵野大学 一一〇一教室
テーマ 川端文学―海外への展開―
 開会の辞 林武志(二松学舎大学)
 司会 片岡倫太郎(鶴見大学)
*〈基調演説〉海外における川端文学 川端香男里(川端記念会)
*『雪国』の「底」をどう訳すか―英仏独語訳の例―
 今野喜和人(静岡大学)
*『眠れる美女』とマルケス『和が悲しき娼婦たちの思い出』
― コラージュと変奏― 花方寿行(静岡大学)
*失われた「原郷」を求めて―『古都』と朱天心『古都』―
 桑島道夫(静岡大学)
*フランスでの映画化をめぐって―「美しさと哀しみと」、
「オディールの夏」― 福田淳子(昭和女子大学)
 閉会の辞 羽島徹哉(成蹊大学)

 

第140回例会 平成十八年八月二十七(日)
時間:一:〇〇より
場所:武蔵野大学 一二一二教室(一号館二階)
*ビデオ上映「川端康成と東山魁夷 響きあう美の世界」(52分)
*川端コレクション・企画者の立場から
 毎日放送事業局次長(東京)・東京支社事業部長―水原園博
*「死体紹介人」考―死体を編集する/死体で編集する
 東京都立大学大学院博士課程満期退学―小林敦
*『みづうみ』の二つの疑問を考える
 文芸評論家・武蔵野大学非常勤講師―高原英理
 司会:東北大学大学院博士課程―仁平政人

第141回例会 平成十八年十二月九日(土)
時間:二:〇〇より
場所:武蔵野大学 一一一○教室(一号館一階)
*「帽子事件」について
 立正大学大学院 白鳥博康
*非凡という事―川端康成の不思議
 文芸評論家・元武蔵野大学教授 秋山駿
 司会:白百合女子大学大学院 原田桂

第142回例会 平成十九年四月二十一日(土)
時間:二:〇〇より
場所:武蔵野大学 一一一○教室(一号館一階)
*博文館「少女世界」と川端康成「薔薇の幽霊」
  岡山大学大学院博士課程 中島展子
*川端の作品における<<不気味>>の意義とその深さ
  ―『死体紹介人』、『みづうみ』、『片腕』
 南山大学講師 メベット・シェリフ
 司会:田村嘉勝
*平成十九年度総会

川端文学研究会 第三四回大会 平成十九年六月二十四(日)
時間:十一:○○より
場所:昭和女子大学 研究館七階 7L02
  (交通案内・キャンパス案内図)
テーマ:「川端文学を捉えなおす―研究史を手がかりに」
【午前の部 十一時から】
研究発表
*「美しさと哀しみと」論―川端康成と源氏物語―
賢明女子学院短期大学 森本穫
司会 吉田秀樹
【午後の部 十三時から】
シンポジウム
*「伊豆の踊り子」 鶴見大学短期大学部 山田吉郎
*「雪国」 鶴見大学 片山倫太郎
*「山の音」 静岡大学 田村充正
司会 馬場重行

第143回例会 平成十九年八月二十五日(土)
時間:午後一時三十分より
場所:「大田文化の森」大田区中央二―十―一
(電話03―3772―0700)
*大森駅と川端康成:川端康成の昭和三・四年:
大東文化大学講師 高橋真理
*文学散歩―馬込と川端康成
都立青井高校教諭 野末明
司会 白鳥博康

第144回例会 平成十九年十二月十五日(土)
時間:午後二時より
場所:専修大学 神田キャンパス 201教室
*『禽獣』はいかにつくられているか
信州大学教授 佐々木寛
*川端康成と私
評論家 勝見洋一
司会 静岡大学教授 田村充正

第145回例会 平成二十年四月十九日(土)
時間:午後二時より
場所:昭和女子大学 大学一号館 大会議室
1平成二十年度総会
2研究発表
*「死体紹介人」
一橋大学院生 石川偉子
3講演
*川端康成「古都」―二人のベロニック
学燈社「国文学」編集長 牧野十寸穂
司会 田村充正

第146回例会 平成二十年六月二十一日(土)
時間:午後一時三十分より
場所:昭和女子大学 大学一号館 大会議室
*「子切」について―服飾表現を中心に
立正大学大学院(博士後期) 白鳥博康
*オマージュが映し出すもの―「片腕」と石田衣良
名古屋大学大学院(博士前期) 渡邊幸代
*川端康成「地」(掌の小説)論―堀辰雄に触れつつ
相模女子大学 森晴雄
司会 片山倫太郎

徳島特別大会 平成二十年八月三日(日)
時間:午後一時より
場所:阿波観光ホテル
開会の辞 川端文学を読む会代表 東弘毅
研究発表
*徳島の風土と文化
―モラエス、賀川豊彦を中心に
阿波の歴史を小説にする会会長 林啓介
*「徳島の詩人野上彰と川端康成」
東京都立練馬高校教諭 野末明
*小説と映画の間
―「山の音」を聞かない信吾」
静岡大学教授 田村充正
特別講演
*「川端康成を語る」
東京大学名誉教授・川端康成記念会理事長 川端香男里
総括 成蹊大学名誉教授・川端文学研究会会長 鳥羽徹哉

第147回例会 平成二十年十二月二十一日(土)
時間:午後二時より
場所:昭和女子大学 研究館七階 7L02教室
研究発表
*芸者としての駒子
―中国語翻訳による芸者についての誤解
静岡大学大学院(修士課程)馬雪峰
*川端康成「キヤラメル兄弟」試論
―PR誌『スヰート』と消費文化
大妻女子大学短期大学部非常勤講師 井原あや
報告
*徳島特別大会報告
川端文学研究会事務局長 福田淳子
司会 杉井和子

 

第148回例会 平成二十一年四月二十五日(土)
時間:午後二時より
場所:昭和女子大学 研究館七階 7L03教室
研究発表 発表題目・要旨
*温泉場に託した物語
―川端康成の「温泉文学」が発信するもの
名古屋大学大学院博士前期課程 李明喜(イ ミョンヒ)
*「狂つた一頁」におけるテキストの比較
龍谷大学研究生 川畑和成
司会 田村嘉勝
◇平成二十一年度川端文学研究会総会

第149回例会 平成二十一年六月二十日(土)
時間:午後二時より
場所:鶴見大学 六号館三階講堂
研究発表 発表題目・要旨
*小説を書くことの報いと恐怖
―「処女作の祟り」のメッセージ
立教大学大学院博士前期過程一年 吉田高宏
*「白粉とガソリン」論(「掌の小説」)
―踊子・小娘・少年―
森晴雄
司会 田村充正

第36回大会 平成二十一年八月二十九日(土)
  (横光利一文学会との共催)
時間:午後一時半より
場所:東洋大学 白山キャンパス六号館6210教室
〔特集・横光利一と川端康成―『文芸時代』創刊まで―〕
特集の主旨
〔開会の辞〕
横光利一文学会代表 茂木雅夫
〔研究発表〕発表要旨
*横光利一の西洋文学受容―一九一○年代について―
佛教大学 重松恵美
*横光利一の早稲田大学時代
―吉田絃二郎という[門]を通過して―
総合研究大学院大学院生 佐山美佳
*川端康成における文学活動始動期の考察
―菊池寛との関係を中心に―
昭和女子大学 福田淳子
*若き日の川端康成における思想関連文献の受容の脈絡を探る
―変態心理、神秘主義、哲学、美学等―
鶴見大学 片山倫太郎
ディスカッション(横光サイド) 近畿大学 黒田大河
ディスカッション(川端サイド) 鶴見大学 田村嘉勝
〔開会の辞〕
川端文学研究会会長 羽島徹哉

第150回例会 平成二十一年十二月十九日日(土)
時間:午後二時より
場所:昭和女子大学 大学1号館3階 3S38
研究発表 発表題目・要旨
*連作「反橋」論―母子関係と幻想
信州大学大学院教育研究科教科教育専攻 修士2年 高橋依子
*「級長の探偵」は名作か
立教女学院短期大学 専任講師 高根沢紀子
司会 白鳥博康