第21号(年報2006)

●冒頭随筆
 神話の国への旅 羽鳥徹哉 5
●論文
 ポケットには「古事記」
  ―「たまゆら」における神話の位相― 東雲かやの 8
 「犠牲の花嫁」論 舘健一 18
 川端康成「母国語の祈藤」(掌の小説)論
  ―哀れな姿― 森晴雄 30
 少女小説・綴方・植民地主義
  ―『美しい旅』と川端康成の戦時下― 久道理 43
 「新浦島物語」
  ―(社会主義批判に底流するもの)― 小林寛子 55
●講演
 川端康成と折口信夫
  ―「百日堂先生」をめぐって― 宮本端夫 69
●報告
 川端文学研究会宮崎大会参加報告 韋娜 80
●随筆
 一本の頭髪―川端先生とパリ祭― 日野原正 85
●書評
 康林著『川端康成と東洋思想』 梅澤亜由美 95
 川俣従道著
  『哀愁を旅行く人 川端文学の諸相』 田村嘉勝 97
 新潮文庫編『文豪ナビ 川端康成』 高根沢紀子 99
 森本穫著
  『作家の肖像―宇野浩二・川端康成・阿部知二―』
野末明 101
●研究動向
 (研究展望)
 国内 川端康成研究展望
 二〇〇五・三~二〇〇六・二 片山倫太郎 104
 川端康成関係行事・刊行一覧(二〇〇五年)  濱崎由紀子 110
 川端康成海外文献紹介 濱崎由紀子 114
 川端康成研究文献日録(二〇〇三年)  田村嘉勝 121

 

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