川端康成学会 第52回大会
若手研究者による近著二冊の合評会
―川端文学の〈声〉と〈幻想〉をめぐって―
日時 2026年 7月12日(日)12:00~16:30
場所 昭和女子大学 8号館5S01教室
【開催趣旨】
本大会では、平井裕香氏の『川端康成の曖昧な声:日本語の小説における文体と身体の交点』(二〇二四・三)、及び青木言葉氏の『川端康成作品における〈幻想〉の構造』(二〇二六・一)、近年刊行されたこれらの二著を取り上げ、外部の講師も交えて合評会を行う。両氏ともにこれらが初の単著である若手研究者である。
表題にある通り、平井氏は読者の身体に食い入り響き渡る川端文学の〈声〉を、青木氏は「対象を愛する個人によって胸中に結晶化した対象への思い」である川端文学の〈幻想〉を、それぞれ論じている。〈声〉にしても、〈幻想〉にしても、身体感覚であり、「個人にとっての真実」であり、一見論理的には捉え難いものである。
しかしながら二冊の著書は、これらのある意味曖昧さによって成り立っている川端文学の美しさを、研究の観点から論理的にアカデミックに、先行の文学研究の知見を踏まえた上で、捉えることを試みている。その試みによって、「美」という感覚的なものを描く川端文学は、如何ように変身するのであろうか。研究という営為によって、川端文学の何を見つけることができて、あるいは彼方へと逃げ去ってしまうものは何であるのか。
本大会では、司会として小林洋介先生を、コメンテーターとして安藤宏先生・十重田裕一先生をお迎えし、現代の私たちが見据える川端文学の新しい姿を議論したい。
【プログラム】
総合司会 日本学術振興会特別研究員PD 熊澤真沙歩
▼開会の辞
昭和女子大学特任教授 福田淳子
▼大会趣旨説明
立命館大学大学院博士課程 𠮷野莉奈
――第一部(12:20~13:40)――
司会 千葉大学准教授 小林洋介
▼著書の概要紹介
『川端康成の曖昧な声:日本語の小説における文体と身体の交点』
青山学院大学大学院博士課程 松井啓一郎
『川端康成作品における〈幻想〉の構造』
創価大学大学院博士課程 伊藤輝
――第二部(14:00~16:30)――
司会 千葉大学准教授 小林洋介
▼著書に対するコメント
東京大学名誉教授 安藤宏
早稲田大学教授 十重田裕一
▼著者相互質疑
フェリス女学院大学准教授 平井裕香
中央大学非常勤講師 青木言葉
▼会場質疑
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▼閉会の辞
川端康成学会長・鶴見大学教授 片山倫太郎
▼懇親会 18:00~
- 当日、10時より8号館5S02教室にて理事会を対面とオンラインにて開催いたします。理事の皆様はお集まりください。
- 新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行しましたが、オンラインでの参加形態はしばらくの間、維持したいと思います。オンラインで参加される方は、各自で参加できる環境を整えておいてください。URL、ID、パスワードは後日配信いたしますので、連絡可能なメールアドレスを事務局長・青木言葉(kawabatagakkai@gmail.com)までお知らせください。
- 当日受付にて、参加費500円を頂きます。高校生以下は無料です。
- 会終了後に懇親会を予定しております。大会での議論の延長でのご歓談の場になります。奮ってご参加いただけますよう、ご予定ください。
- 例会についてのお問い合わせは下記にお願いいたします。
川端康成学会事務局 〒230-8501 横浜市鶴見区鶴見2-1-3
鶴見大学6号館 鶴見大学文学部片山倫太郎研究室
メール:kawabatagakkai@gmail.com
- 会員の皆様には「年報」38号(2023年)までのバックナンバーを送料込み1部500円で販売致します。最新号と前号は会員価格2,000円で販売致します。なお、在庫切れの号もありますので、詳細は事務局長・青木言葉(kawabatagakkai@gmail.com)まで、お問い合わせ下さい。
- 当日受付にて、年会費の納入もお受けします。併せて、維持会費もよろしくお願いいたします。
- 例会での研究発表希望者を随時募集しております。ご希望の方は事務局長・青木言葉(kawabatagakkai@gmail.com)までご一報いただけましたら幸いです。
【会場地図】

※8号館入口すぐの自動ドアを入って右のエレベーターで5階に上がってください。
[電車]
東急田園都市線(半蔵門線直通)「三軒茶屋」駅下車 徒歩7分
[バス]
渋谷駅から下記方面行きを利用し、「昭和女子大」下車
(上町・等々力・田園調布・弦巻営業所・二子玉川・高津営業所・成城学園・祖師谷大蔵・狛江・調布)
目黒駅・祐天寺駅から三軒茶屋行きを利用し、「三軒茶屋」下車
下北沢駅から駒沢陸橋行きを利用し、「三軒茶屋」下車