●追悼 羽鳥徹哉会長
弔辞 羽鳥徹哉さん 川端香男里 12
羽鳥さんと学会の思い出 林武志 14
正しき人の正しき川端・川端文学研究の護法善神
―羽鳥徹哉氏を悼む― 竹内清己 16
羽鳥先生追悼 田村充正 19
心あたたかで親切だった羽鳥徹哉先生 森本穫 21
邂逅、そして惜別 田村嘉勝 23
覇気と繊細さと―羽鳥徹哉先生追悼― 山田吉郎 25
羽鳥さんの仕事 森晴雄 27
羽鳥先生と「川端文学を読む会」 東弘毅 29
「「雪国」を読む」が授けてくれたもの 堀内京 31
葬儀記 佐藤翔哉 33
羽鳥徹哉先生とのお別れ 西野真由美 35
作家になりたかった羽鳥さん 平山三男 36
●論文
「金糸雀」はいかにつくられているか 佐々木寛 39
「十六歳の日記」に残された<西方寺>
―「篝火」と「十六歳の日記」に読む― 金森範子 50
初期川端文学における時間の概念
―方法としての「空想」― 舘健一 65
川端康成『舞姫』における「魔」の様相について
―占領、舞踏、そして「魔界」― 李聖傑 77
同時代評から考える川端文学
―『雪国』の時代における「文芸時評」― 李明喜 91
小説の時間
―「ざくろ」と「笹舟」に触れて― 石川則夫 108
●資料紹介
川端康成全集未収録文三編及び書簡二通 岡本和宣 124
川端康成全集未収録文
―水盛源一郎(水守三郎)『湖畔舞台』序等三篇―
深澤晴美 130
川端康成「生徒の肩に棺をのせて」について 宮崎尚子 141
●川端康成文学碑
第十回 梶井基次郎文学碑と副碑 静岡県伊豆市湯ヶ島
高比良直美 150
●書評
『川端康成の方法―二〇世紀モダニズムと
「日本」言説の構成―』仁平正人著 佐藤翔哉 163
『川端文学の「をさなごころ」と「むすめごころ」
―昭和八年を中心に―』中嶋展子著 山田吉郎 165
●研究動向
川端康成研究展望
二〇一一・一~二〇一一・一二 福田淳子 167
川端康成研究文献目録(二〇〇九年) 田村嘉勝 182
川端康成関係行事・刊行一覧(二〇一一年) 堀内京 183
学会記録(平成二十三年度) 佐藤翔哉 187
編集後記 野末明・片山倫太郎 192
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