●冒頭随筆
川端文学研究会の四十年 羽鳥徹哉 5
康成さんをしのぶ一筆 川端富枝 9
●論文
川端康成「二十年」―”自由”と”圧迫”― 森晴雄 11
連作「反橋」論―母子関係と幻想― 高橋依子 21
映画「狂つた一頁」の「撮影台本」と
「シナリオ」の比較および「撮影台本」の翻刻
川畑和成 35
昭和初年代の(人造人間)幻想と(独身者)の欲望
―川端康成「死体紹介人」「人造人間讃」―
石川偉子 53
「をさなごごころ」と「女性的なもの」
―昭和八年の川端康成― 中嶋展子 67
●川端康成文学碑
第八回 新潟県南魚沼郡湯沢町 高比良直美 80
●書評
『川端康成作品論集成 第一巻招魂祭一景・伊豆の踊子』
石川偉子 95
『川端康成作品論集成 第二巻浅草紅団・水晶幻想』
白鳥博康 100
『二十世紀日本文学批評』 商雨虹 103
十重田裕一「名作」はつくられる
―川端康成とその作品― 林武志 106
●弔辞
小林一郎先生追慕の記 馬場重行 109
●研究動向
川端康成研究展望
二〇〇九・二~二〇〇九・十二 田村嘉勝 111
「ブラジルにおける日本研究と日本文学翻訳の現状」
その後 シモン明子 119
中国における川端康成翻訳状況・研究動向
(二〇〇五年~二〇〇九年) 李聖傑 124
第三六回川端文学研究大会報告 野末明 131
川端康成関係行事・刊行一覧(二〇〇九年) 東雲かやの 133
「消息」 東弘毅 137
研究会記録(平成二十一年度) 福田淳子 139
川端康成研究文献目録(二〇〇七年) 田村嘉勝 145
編集後記 野末明・片山倫太郎 148
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