第10号(年報’95)

  ●論文
 『禽獣』論―認識の背理― 片山倫太郎  5
 「女であること」論 川崎奈巳  19
 『たんぼぼ』愛の視界の体感 
  ―言語の永遠の無尽蔵と身躰の悲哀の彼方―
  黒津眞由美  30
  ―日中シンポジウム特集―
●発表要旨
 私の目から見る川端康成 ?@ 友梅  41
 「伊豆の踊子」と伝統 林武志  46
 川端康成の失恋体験
  ―失恋の事実と失恋の作品化― 田村嘉勝  52
 失われたものへの思い
  ―「水月」を中心として― 高比良直美  54
 川端康成と仏教ないし反近代 三田英彬  59
 川端康成の古典受容
  ―「千羽鶴」「古都」を中心に― 原善  63
 「山の音」と「易経」
  ―「大過」卦を中心として― 張石  66
 川端康成における<美> 森本穫  72
 プログラム
●印象記
 開幕式 小澤次郎  75
 一日目 野村昭子  77
 二日目 高根沢紀子  80
●資料
 新資料・児童文学関係全集未収録文(一)
  ―監修・選のことば、推薦文― 深澤晴美  83
●書評
 西河克己著『「伊豆の踊子」物語』 関口のぞみ  93
 川端文学研究会
 「年報94 川端文学への視界9」 鈴木伸一 94
●研究動向
 大江健三郎『あいまいな日本の私』その他
  ―研究展望 94・3~95・2― 羽鳥徹哉  98
 川端康成没後新聞記事日録 山田吉郎/野末明  117
 川端康成没後年譜 川端文学研究会事務局  123
 川端康成間係行事、刊行一覧(一九九四年) 原善  150
 研究文献目録(一九九二年) 田村嘉勝  152
 研究会記録 川端文学研究会事務局  156

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